・ミッドセンチュリーとは20世紀半ばの1940~60年代にブームとなった家具や建築物のデザインを指します。
・20世紀半ばまでは技術力が足りず家具は直線的なものがほどんどでしたが、第二次世界大戦中のアメリカで、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)やプライウッド(成型積層合板)といった素材の開発により、デザイン性の高いミッドセンチュリーデザインの家具が登場し人気となりました。
・ミッドセンチュリーデザインは不要なデザインや機能を排除したシンプルでモダンなデザインで、特に丸みのあるフォルムが特徴です。曲線を用いた近未来的な形状の家具は戦後の活気を取り戻すアメリカ国内で人気となりました。
・当時ポップアートやミニマルアートが流行していた背景もあり、ビビッドカラーが取り入れられているのもミッドセンチュリー家具の特徴です。
・イームズ夫妻、エーロ・サーリネン、ジョージ・ネルソン、イサム・ノグチなどが代表するデザイナーです。
・モダンなミッドセンチュリーテイストにする場合、内装はシンプルに白い壁に明るい床、レトロな雰囲気を出したい場合は床はダーク色にしましょう。個性を出したい場合は壁の1面にアクセント色か柄の壁紙を取り入れると良い。
・アクセントカラーとしてビビッドカラーを取り入れるとミッドセンチュリーの雰囲気を出すことができるが、うるさい印象にならないように原色はワンポイントとすると落ち着く空間となる。
・家具選びはデザインのテイストや年代を合わせると統一感を出すことができる。
・幾何学模様や原色を使用した個性的なクッションやラグ、小物を取り入れ、空間を完成させよう。
※この動画は音声があります。動画の右下の部分に音声オンオフの切り替えスイッチがあります。
■ベースカラー(部屋の基調となる大きな面積の色:床・壁・天井)
お薦めカラー:ブラウン・グレー ・オフホワイト
■アソートカラー(ベースカラーの次に大きな面積の色:家具、ラグ、カーテンなど)
お薦めカラー:木色・グレー・ライトグレー・グリーン
■アクセントカラー(部屋にメリハリを与える色:アートやクッション、小物など)
お薦めカラー:ブラウン・グレー・ブルー・グリーン・イエロー・オレンジ
■木色お勧めカラー