人生で大きな買い物である一戸建ては、決して安い金額ではありません。そのため、しっかり確定申告を行い、税金が軽減される制度を活用することが大切です。一戸建てを購入した後に、税金が軽減される制度とは、どのような物なのでしょうか。

今回は、一戸建てを購入した後の確定申告で、税金が軽減される制度について、詳しい内容を紹介していきます。

一戸建てを購入後に確定申告すれば税金が戻ってくる?

一戸建てを購入する場合、ローンを利用することがありますが、全体的には高い買い物になることから、定められた基準をクリアした場合、確定申告を行うことで、税金が戻ってくることがあります。

定められた条件としては、長期優良住宅や低炭素住宅である場合のことなどを指しており、税金が戻ってくる制度を利用することが可能です。

確定申告しないと、税金が戻ってくる制度を利用することができないので、事前に確認をしておき、申請漏れがないように手配しておきましょう。

一戸建てを購入することで、税金が軽減される制度が「住宅ローン控除」と「認定住宅新築等特別税額控除」になります。

一戸建てを購入した後に申請できる「住宅ローン控除」とは?

「住宅ローン控除」とは、一戸建てを定められた条件のローンを組んで購入した場合や、省エネやバリアフリーのためにリフォームした場合に、年末のローン残高に応じて所得税が戻ってくる制度のことを指しています。

また、戻ってくる金額が所得税額を超えた場合には、差額の一定金額まで、翌年の住民税から控除される制度となります。

・適用条件

新築一戸建てを購入した場合は、取得した日から6ヶ月以内に入居すること・控除を受ける年の合計所得金額が3,000万円以下であること・ローンの返済期間が10年以上・住宅の登記上の床面積が50平方メートル以上・床面積の2分の1が居住用であることなどが「住宅ローン控除」を受けることができる条件となっています。

中古一戸建てを購入した場合は、築20年以内であること・一定の耐震基準に適合していること・生計を一にする親族からの購入ではないことなどが「住宅ローン控除」の適用条件です。

・確定申告の流れ

一戸建てを購入し、「住宅ローン控除」を受けるためには、給与所得者の場合は確定申告を初年度のみ行う必要があります。次回以降は年末調整で申請することが可能です。

また確定申告に必要な書類を提出すれば、「住宅ローン控除」を受けることができます。必要な書類は確定申告書・住民票の写し・住宅ローンの残高証明書などです。

一戸建てを購入した後に申請できる「認定住宅新築等特別税額控除」とは?

一戸建てを購入した後に申請することができる「認定住宅新築等特別税額控除」とは、認定長期優良住宅か認定低炭素住宅を新築した場合や購入した場合に、認定を受けるために必要なかかり増し費用の10%を所得税から戻ってくる制度のことです。

・適用条件

「認定住宅新築等特別税額控除」の適用条件は、新築や取得した日から6ヶ月以内に入居すること・控除を受ける年の合計所得金額が3,000万円以下であること・住宅の登記上の床面積が50平方メートル以上であること・床面積の2分の1以上が居住用・認定長期優良住宅・低炭素住宅に該当すると証明されたものなどです。

・確定申告の流れ

一戸建てを購入した後、確定申告を行う流れとしては、必要書類を集めて提出する必要があります。必要書類は、確定申告書・認定住宅新築等特別税額控除額の計算明細書・家屋の登記事項証明書・住民票の写しなどです。

一戸建てを購入したなら確定申告でお得に申請

一戸建てを購入した後に、確定申告すれば、税金が戻ってくることは、意外と知らないことが多いので、事前に税金が戻ってくる制度が適用されるか、確認しておくことが重要です。

税金が戻ってくれば、お得になるので、ぜひ一度確定申告を検討してみてください。


宅地建物取引士
住宅ローンアドバイザー
川戸 雄一郎(かわと ゆういちろう)