横浜市泉区の住みやすさをさまざまな視点から調査

泉区は横浜市の南西部に位置するエリアで、18区中9位の面積のうち、半分ほどが市街化調整区域とされ農地や山林が広がっています。

ここでは、泉区の特徴を踏まえながら教育環境や治安、不動産相場などを詳しく紹介。横浜市に住む予定がある方、泉区を検討中の方はぜひ参考にしてください。

泉区の住みやすさを調査

・特徴

戸塚区に属していたことから、現在でも戸塚区のベッドタウンとして利用されています。自然風景と高級感のある住宅地がマッチした町並みが特徴で、ドラマのロケ地にもなりました。市街地整備地区を中心に、都市の活力と環境の調和を目指しています。

全体的に緑が多く自然環境が豊かですが、住宅地には都会的な風景も広がっており、将来が期待されるエリアとして若い世代にも人気があります。

・交通アクセス

区内には相鉄いずみ野線と横浜市営地下鉄線が通っており、それぞれ横浜駅や東京都心部、鎌倉、江ノ島へのアクセスに利用できます。

車では環状4号線などの幹線道路が通っており、車での通勤や買い物、ドライブに活用されています。

2019年下期には、西谷駅から羽沢横浜国大駅までが新たに開通予定。相鉄・JRの相互直通運転が可能に。新宿方面へのアクセスが開始されます。

また、2022年下期には羽沢横浜国大駅から日吉駅の間が開通し、東急線への乗り入れが開始。相鉄・東急の相互直通運転が始まり渋谷や目黒方面へのアクセスが可能になります。

・治安

ベッドタウンのような静かな街で、公園が各所に設けられているのが特徴。夜はさらに静かな雰囲気になり街灯が少ない場所も存在するため、人気のない場所の独り歩きに不安を感じる人も。

・賃貸

市役所などが集まる和泉町に物件が多く見つかり、ついで中田西・中田東にも多くの賃貸物件が出ています。賃貸物件の価格帯は2LDKで7万円~9万円台となっており、少人数であれば家族での暮らしにも向いています。

駅から徒歩で15分までであれば多くの物件が見つかりますが、多少賃料を引き上げると10分以内の物件もあります。

・不動産相場

泉区の一戸建ての価格相場は2018年からゆるやかに下落しており、すべての間取りの平均値が3,937万円程度となります。

4LDKを超える家は4,000万を超えますが、周辺エリアと比較して極端に高いわけではありません。

・買い物環境

駅の周辺や環状4号線の沿線に店舗が多く集まっています。病院やスーパーが一つの場所にコンパクトに集められているので、用事のついでに買い物が済ませられるなど利便性の高さが人気となっています。

・教育環境

教育環境としては、区内に7ヶ所の幼稚園をはじめ、認可保育所や乳幼児一時預かり施設も完備。幼保連携型認定こども園への移行や保育教育コンシェルジュの相談サービスなど、新しい取り組みも打ち出されています。

小学校では放課後安全に過ごせるよう、小学校の教室などで待機できる「放課後キッズ」を設置。地域子育て支援拠点「すきっぷ」では、親子が気軽に立ち寄れるようバックアップを行なっています。

・医療・福祉環境

区内には小児科・内科・皮膚科・眼科・歯科など科目別にクリニックや病院が揃っており、かかりつけの医師を探すことが可能。在宅医療や訪問歯科診療に対応する病院もあります。

豊かな田園風景と整備された町並みが魅力的

ベッドタウンとして発展してきた横浜市泉区では、桜見物の楽しめる豊かな田園風景に、近代的な住宅地がマッチしており、子どもを自然の中でのびのびと育てることができます。

首都圏や横浜市周辺地域へのアクセスも良く、2019年からは相互乗り入れのできる路線が増え、さらに利便性がアップ。

横浜市内で、静かな環境下での住まいを探している方におすすめのエリアです。

小薗 将

Sho Kozono