住宅を購入するのに最適な時期はいつなのか?

2019年10月に消費税率が10%まで引き上げられることは、以前からニュースや新聞でも取り上げられてきました。

住宅を購入するタイミングをいつにするか迷うところですが、2020年には東京オリンピックも控えており、首都圏では地価の上昇が見込まれています。

ここでは、住宅購入に最適なタイミングを中心に、住宅選びのポイントについても詳しく紹介していきます。

住宅を購入するのに最適な時期はいつ?

・2019年9月まで

2019年10月に消費税率が引き上がることはすでに決定済みですから、消費税が8%のうちに家を買っておけば、かかる費用を安く抑えることができます。

新居に引っ越したら新しい家具や家電を買い揃える方も多いかと思いますが、増税前にすべて買い揃えておけば、住宅購入費用と合わせて大きな節約効果が得られるでしょう。

2019年現在、首都圏エリアではオリンピックに向けて住宅の供給量が増えています。古い建物や空き地が新しい住宅地として生まれ変わっており、駅周辺の地域も整備され、ますます住みやすい環境が整ってきています。

オリンピック開催前までに家を手に入れておけば、2020年度以降に不動産需要が増加しても安心ですね。

・2020年9月以降

日本の景気は2020年夏に開催される東京オリンピックを境に、下降するのではないかという話があります。

オリンピック前はインフラの整備や関連施設の建設などで公共投資が増えるため不動産の価値も上昇するのですが、オリンピック終了後は当分公共投資の必要がなくなることから、景気が後退し不動産価値が下落、そこを買い時とする見方も。

土地と建物の価格が安くなれば、増税後でも安く住まいを手に入れることが可能になりますね。

・2022年以降

2022年には都市部で農地として扱われてきた土地(生産緑地)が自治体に買取請求され、そこから宅地化されて市場に出てくる「2022年問題」が控えていると言われています。

2022年まで待てば、都市部を中心に多くの土地が住宅地として生まれ変わり、安く住まいを手に入れられる可能性があるのです。

さらに2025年には日本の人口の5人に1人が75歳以上となり、死亡もしくは住み替えのために所有していた土地や建物の売却が行なわれる「2025年問題」も起こりうると予測されています。

2022年問題と2025年問題の両方がやってくるとすれば、不動産市場には多くの物件や土地が並ぶことになり、いわゆる買い手市場に。

住宅の購入を少し先送りしてでも、不動産市場の動向を見極めることが、住まいを安く手に入れる方法かもしれません。

住宅選びのポイント

・増税前か増税後か

2019年度中に住宅を購入する場合、10月の増税に間に合わせることが一つのポイントになります。すぐにでも新居を購入したい方は、10月直前になると「駆け込み需要」が増えるおそれがあるので、早めに購入の準備を進めておきましょう。

・オリンピック前後の不動産市場をチェックする

景気動向が実際どのように推移していくかは、実際の市場の動きをみなければわかりません。不動産会社と話し合いのうえ、景気が後退し不動産価格が下がるタイミングを見極めることで、最適な購入時期が予測できます。

・市場に物件が出てくるのを待つ

「2022年問題」や「2025年問題」が、どのように不動産市場に影響を与えるかは、その時になってみなければわかりません。

すぐに家を買う必要がなければ、2022年まで待ってから購入を検討していくのも一つの方法と言えるでしょう。

景気や市場の動きに合わせてタイミングを見極める

建物や土地は大きな買い物ですから、少しでも安く手に入れたいと思う方も多いかと思います。

まずは今すぐに家を買う必要があるのか、必要がある場合はすぐに物件選びに取り掛かり、駆け込み需要による競争の激化に備えましょう。

時間をおいてから購入を検討する場合は、すぐに物件を選ぶ必要はありませんが、市場や景気の動向を見ながら慎重に買い時を見極めることをおすすめします。


宅地建物取引士
住宅ローンアドバイザー
多田 剛(ただ つよし)