子育て世代に人気!教育環境が充実している街ランキング(横浜編)

子どもがいる家庭だと「新しく住む地域は子育てしやすい場所なのか?」と、気になる人も多いはずです。地域によって子育てしやすい環境かどうか大きく変わり、引越しする前にきちんと調べておかなければなりません。

本記事では、「横浜市」の中でどの「区」が子育てしやすいのか解説します。そのほかにも、神奈川県がおこなっている主な子育て支援を紹介していますので、横浜市に引越ししようと考えている人はぜひ参考にしてみてください。

第1位 青葉区:自然豊かな場所で待機児童はゼロ

青葉区は横浜市内でも自然が多く残る場所であり、市内最大の面積を誇る「こどもの国」があります。公園数や街路樹の本数も市内No.1であり、住宅地の中でも緑が多い街として知られています。

そして、自然豊かな地域にもかかわらず、青葉区の中心部である青葉台駅には、駅直結の商業施設「青葉台東急スクエア」があり利便性の高い地域です。

青葉台駅は東急田園都市線であり、直通で「渋谷駅」まで30分程度で行けるのも魅力です。

また、青葉区は2020年から4年連続で待機児童ゼロを達成しています。保育園にいつ入園させられるかわからないといつまでも不安になるものですが、青葉区に住めばそのような心配はいりません。

そして、「地域子育て支援拠点」「プレパパ・プレママクラス」「親と子のつどい広場」など各種子育て支援施設が運営されています。子どもについての悩みを相談したり、同じ世代の人と交流したりできるため、安心して子育てできます。

第2位 都筑区:子育て×利便性を兼ね備えている

都筑区は横浜市の北部に位置しており、区内に乗り入れている鉄道は横浜市営地下鉄ブルーラインとグリーンラインが通っています。東急田園都市線あざみ野駅、東急東横線日吉駅、JR横浜線中山駅、新横浜駅、横浜駅までアクセスでき、通勤が便利な立地に住めば子どもとも触れ合える時間が増え、休みの日に、子どもとちょっとお出かけもしやすい場所です。

都筑区は「人間と自然」を都市開発の目的としており、住宅街と商業地だけでなく、自然も守ろうと考え開発を進めています。都筑区と聞くと「港北ニュータウン」を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、自然も残そうと考えている区ということですね。

もちろん、子育てもしやすい区であり「Popola(ポポラ)」という支援施設を運営しています。

Popolaとは妊婦さんとその家族、就学前の子ども、その養育者が気軽に立ち寄り、自由にすごせる子育ての休憩所のような場所です。子育てを相談できる環境が整っていれば、悩みが解消しストレスの軽減につながります。

第3位 港北区:妊娠時から子どもの成長まで一貫した子育て支援

港北区では、地域子育て支援拠点として「どろっぷ」を運営しています。

どろっぷは、妊娠中や産後すぐから就学前までの子どもとその保護者が遊び・交流したり、子育て相談したりできます。わかりやすい「どろっぷ公式ホームページ」も用意されているため、誰でも簡単にどのような支援をおこなっているのか確認可能です。

そして、生まれたばかりの子どもに対しては「こんにちは赤ちゃん訪問事業」をおこなっています。生後4ヶ月までに地域の訪問員が訪問してくれ、地域の子育てに関する情報を提供してくれます。どのような子育て支援が受けられるのか知らない人にとっては、ありがたいサービスですよね。

また、港北区には東海道本線「新横浜駅」、東急東横線「日吉駅」など主要な駅が集まっており便利な立地です。人口減少が問題になる中、2000年と比べると7万人も人口が増加しており、住みやすい街として認知されていることがわかります。

第4位 西区:都会的な暮らしを優先する人におすすめ

都会的で洗練された横浜をイメージされる人は、西区の「横浜駅」「ランドマークタワー」「パシフィコ横浜」などを思い浮かべるのではないでしょうか。

非常に便利な立地で繁華街を形成しているため、横浜市内の中ではやや犯罪発生率が高い地域でもありますが、利便性は高く「品川駅」まで約20分、「渋谷駅」まで約30分と都心へのアクセスは抜群です。

西区は都会であるものの、待機児童は令和5年4月時点で1人とかなり少ない数です。保育園の数や規模は充実しており、人口密度が高い西区でも子どもを預けられる環境が整っています。

また、西区は独自の子育て支援拠点として「スマイル・ポート」を運営しています。子育てのさまざまな悩みや困りごとを相談できる専任スタッフがいるので安心です。子育てに必要な情報をSNSやLINEで発信するサービスもおこなっており、常に情報を手に入れられるのもありがたいですよね。

第5位 港南区:登下校の見回り活動が充実

港南区は、東京都心部や横浜中心部のベッドタウンとして開発された地域です。「港南台」「上永谷」は、このような宅地開発で誕生したニュータウンの代表例ですね。

港南区では「港南ひまわり83運動」を実施しており、午前8時と午後3時に地域の人が買い物や散歩などに外出し、地域ぐるみで子どもを見守ろうという運動です。地域の人との交流の機会になり、子どもを見守る環境が自動的に醸成される環境になっています。

また、港南区独自の子育て支援拠点として「はっち」があります。ホームページ上では現在の混雑状況が確認でき、今すぐ相談できるかどうかすぐにわかるので安心です。

そして、港南区は「港南台生き生きプレイパーク」も運営しており、子育て世代の交流を促進しています。港南台生き生きプレイパークは、ハンモックに揺られたり竹林を探検したりするなど、「自分の責任で自由に遊ぶ」を目的として禁止事項を少なくし、子どもたちが自由に遊べる場所です。無料でさまざまな体験ができるため、子どもにとっての学びの場となるでしょう。

子育てしやすい環境とは?

まず、どのような環境が子育てしやすいのか確認していきましょう。

子育てしやすい主な環境は、次のとおりです。

  • 子育て支援制度が充実している
  • 待機児童数が少ない
  • 治安がよい
  • 都心までのアクセスがいい
  • 子育て世代が多い など

子育てしやすい環境を構成する要因は多く、さまざま条件を満たした地域でないと子どもを育てやすいとは言えません。

また、住む人によっても重視する項目が異なり、自分の考えにあった地域なのか調査する必要があります。たとえば、夫婦共働きで子どもを一時預かりしてほしいファミリーと、治安のよい場所で安心して子どもを遊ばせたいファミリーでは、子育てしやすい環境に求める内容が変わります。

どの地域が子育てしやすいのか調査するときには、まず自分が求めるのは何か明確にすることが大切です。

神奈川県の主な子育て支援

横浜市は神奈川県に属している自治体であるため、次の子育て支援も受けられます。

  • かながわ子育て応援パスポート
  • かながわパパ応援ウェブサイト「パパノミカタ」

各制度がどのような内容なのか理解し、支援をうまく活用しましょう。

かながわ子育て応援パスポート

かながわ子育て応援パスポートは、神奈川県全体で子育て家庭を応援し「子どもを産むなら神奈川」「子育てをするなら神奈川」と思えるような街づくりをする事業です。

神奈川県内在住の妊娠中の方や小学生以下の子どものいる家庭なら無料で登録が可能です。

2024年4月現在、約11万人が登録しており、対象の施設を利用したときに優待が受けられます。たとえば、「横浜市立金沢動物園」では、かながわ子育て応援パスポート提示により、5名までの入園料が2割引きになります。

かながわパパ応援ウェブサイト「パパノミカタ」

かながわパパ応援ウェブサイト「パパノミカタ」は、子育てする父親に対して支援するサイトです。

近年、子育てする男性が増加しており、徐々に父親でも育児する環境が整ってきています。しかし、環境の整備や子育てに必要な情報はまだまだきちんと発信されておらず、情報不足に悩んでいる人も多いでしょう。

このような悩みを解決してくれるのがパパノミカタです。子育てに関する基礎知識も公開されており、情報の収集に非常に役立ちます。

まとめ

子育てしやすいかどうかは、住む場所によって大きく異なります。これは、横浜市でも同じであり、どの区に住むのかによって子育てのしやすさが変わります。

そして、子どもとの生活は幸せであるものの、負担がかかるのも事実です。

自治体の支援で負担が軽くなるのか、引越しする地域はファミリーに住みやすい場所なのかなどさまざまな視点でみておくことが大切です。

大切な子どもとの時間を快適にすごせるよう、横浜市の各区の特徴を理解して引越しするか決めていきましょう。