【新築戸建て】つけてよかった設備!つける必要のなかった設備ランキング

新築戸建てを建築する際には「希望の設備をすべて取り入れたい」と、考える人もいるはずです。理想のマイホームを実現するには、設備を充実させたいと思うものですよね。

しかし、設備は生活を豊かにする一方、不要なものまであるため注意が必要です。

本記事では、新築戸建てにつけてよかった設備、つける必要がなかった設備をランキング形式で紹介します。新築戸建てにつけるべき設備が何かきない人は、記事を参考に導入するものを決めてみてください。

新築戸建てにつけてよかった設備ランキングトップ5

新築戸建てにつけてよかったと思う設備のランキングは、以下のとおりです。

  1. 太陽光発電システム
  2. 断熱窓
  3. ウォークインクローゼット
  4. 浴室乾燥暖房機
  5. 宅配ボックス

設備の特徴や、つけてよかった理由などを紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

【1位】太陽光発電システム

太陽光発電システムは、太陽の光を利用して電気を作る設備です。

太陽の光が出ていれば常時発電でき、電気代の節約につながります。発電量よりも電気の使用量が少なければ売電も可能であり、夏場には収入を得られるケースもあります。

二酸化炭素の排出しない発電方法でもあり、2050年カーボンニュートラルにも貢献できるエコな発電方法です。

太陽光発電システムに加えて家庭用蓄電池を設置すれば、停電時でも一時的に電気が利用できます。電気代の削減や環境への配慮、停電時の備えとしても利用できるため、太陽光発電システムを導入してよかったと思う人は多いようです。

【2位】断熱窓

断熱窓とは、ガラスが2枚組になったガラス窓といった断熱性の高い窓です。

窓は熱を逃しやすく、かつ入りやすい場所であるため、断熱性が低いと夏は暑く、冬は寒い家になります。断熱性が低いとエアコンの効きが悪くなり、電気代が高くなるおそれもあります。近年は電気代が高騰しているものの、断熱窓を採用すれば生活費の節約にもつながるはずです。

そして、断熱窓は熱を通しにくい性質とともに、結露を防ぐ効果もあります。

高温・高湿度の空気が冷えた窓ガラスに当たると、空気の温度が下がって溜め込める水蒸気の量が少なくなります。その結果、溜められなくなった水蒸気が水滴として窓に付着するのが結露です。結露はカビの発生につながり、アレルギー発症のもととなります。

窓が複層になっていると外気の温度がガラスに影響しにくくなり、結露が発生しにくくなるわけです。

断熱性の向上は室内温度の一定化や電気代の節約、病気の防止につながるため、多くの人が断熱窓を導入しています。

【3位】ウォークインクローゼット

ウォークインクローゼットとは、人が入れるほど広い収納スペースです。

ウォークインクローゼットは広いため衣類だけでなくアクセサリーやバック、小さな家電など工夫すれば多くのものを収納できます。

ウォークインクローゼットをうまく利用すれば室内をすっきりとさせることも可能です。

また、季節物を収納するスペースとしても利用でき、季節の変わり目に物置の奥から引っ張り出す手間を省けます。

そのほかにも、書庫やコレクションルーム、衣裳部屋にするなど趣味のスペースとしても活用できるため、多くの人がウォークインクローゼットを設置しています。

【4位】浴室乾燥暖房機

浴室乾燥暖房機とは、乾燥・換気・暖房・冷風などの機能がついた浴室についている設備です。

浴室乾燥暖房機があれば、1台で以下のような役割を果たしてくれます。

  • 梅雨の時期は乾燥で洗濯もの干場として活躍する
  • 夏は冷房・送風で入浴後もすぐに涼しくなる
  • 冬場は暖房で温度差リスクを防ぐ

浴室乾燥暖房機を利用すれば、室内で洗濯もの干しができて花粉症を防止できます。花粉症がひどい人にとっては、衣類についた花粉でもくしゃみや鼻水が止まらなくなるため浴室乾燥暖房機の存在はありがたいといえます。

そして、浴室は洗面所の隣にあるケースが多く、洗濯ものを運ぶ労力が少なくて済むのもメリットです。

洗濯ものは水分を含み重量があり、体を傷めたときや干すものが多いときは運ぶだけでも負担となるケースもあるでしょう。しかし、洗濯機の横にある浴室なら、運ぶ手間が軽減されます。

【5位】宅配ボックス

宅配ボックスとは、宅配便を受け取る人が不在の際に宅配便を受け取れるアイテムです。

国土交通省の「令和4年度宅配便・メール便取扱実績について」によると、令和4年度の宅配便取扱個数は50 億588 万個で、前年度と比較して5265 万個の増加となりました。

このように多くの人が宅配を利用しており、不在のときの対策が不可欠となっています。

その対策として用いられるのは、宅配ボックスです。

宅配ボックスを設置していれば、不在時でも宅配人がボックスに宅配便を入れておいてくれます。忙しい人にとって再配達の手続きや受け取りは面倒であるため、非常に便利なアイテムです。

また、宅配ボックスを設置しておけば防犯にもつながります。

近年では宅配人を装った犯罪が発生しており、在宅時に対応すると危険な場合もあります。宅配ボックスを設置していれば、宅配人と直接会う必要はなく安心です。

新築戸建てにつける必要がなかった設備ランキング

新築戸建てつける必要がなかったと思う設備のランキングは、以下のとおりです。

  1. ジェットバス・ワールプールバス
  2. ホームシアター設備
  3. 自動シャッター
  4. スライド式収納棚
  5. 天窓

なぜつける必要がないのか理解し、導入を検討する際には本当にいる設備なのかよく考えましょう。

【1位】ジェットバス・ワールプールバス

ジェットバスとは、側面・底面に気泡発生装置がついた浴槽です。

ジャグジーバスという名称が浸透しているものの、この名前はアメリカ企業の商標登録であり、通常は「ジェットバス」「ワールプールバス」と呼びます。

ジェットバスを利用すると気泡でマッサージでき、リラックス効果を得られます。また、ジェットバスには豪華なイメージがあり、導入したいと考える人もいるはずです。

しかし、ジェットバスは設備自体の費用が高く、日々の清掃が欠かせません。そして、ジェットバス使用時は騒音を発生させるため、寝ている家族に迷惑がかかってしまうケースもあります。

このような理由があり、使う頻度が下がってしまう人もいます。ジェットバスは費用が高いため、そこまで使う予定がないのであれば設置する必要はないでしょう。

【2位】ホームシアター設備

ホームシアター設備とは、スピーカーといった音響機器やスクリーン・プロジェクターなどの映像機器の総称です。

ホームシアター設備を整えれば、自宅に小さな映画館を設けることが可能です。映画鑑賞が趣味の人にとっては最高の環境といえます。

しかし、近年はテレビの大型化やサウンドバーの音質向上により、わざわざホームシアター設備を整えるメリットが薄まっています。また、プロジェクターを利用するには起動に時間がかかり、部屋を暗くしたりしなければならないというのもマイナス点です。

これらの理由によりホームシアター設備を使わなくなり、設置を後悔する人もいます。

【3位】自動シャッター

窓や車庫のシャッターを自動にすれば、ボタンひとつで閉められます。

シャッターをつければ防犯を高められ、外からの侵入を防ぎやすくなります。また、台風時に飛来する重量物の衝突から守ることも可能です。

ただし、自動でも手動でも防犯は高められるうえに、災害時でも停電になると手動でしか閉められなくなります。このような理由からわざわざ高い費用を出してまで設置する必要があるのか、と感じる人もいるようです。

また、故障時の修理や常時メンテナンスが必要なのも、敬遠される要因となっています。

【4位】床暖房

床暖房とは、床の伝導熱とふく射熱で室内を暖める暖房設備です。

床暖房は足に直接伝わる伝導熱と、床の温かさで部屋を暖めるふく射熱を発生させます。室内がじんわりと暖かくなり、エアコンやヒーターのように風を発生させないためホコリが舞わないというのもメリットです。

しかし、床暖房を利用すると光熱費が高くなる傾向になるうえに、ホットカーペットで代用できてしまうケースもあります。初期費用が高いというデメリットもあり、無理して床暖房を設置する必要はないと感じる人もいるでしょう。

【5位】天窓

天窓とは、屋根に設置する窓です。

設置することで採光や通風を確保できます。暗い場所に設置すれば天然の照明として利用でき、光をうまく利用してデザイン性の高い空間の実現が可能です。

しかし、天窓を設置すると以下のようなデメリットが発生します。

  • 室内の温度が上がる
  • 家具が日焼けする
  • 汚れで日が入りにくくなる
  • 雨漏れのおそれがある

照明を設置すれば天窓と同じ効果が得られるうえに、天窓のようなデメリットが発生しません。そのため、わざわざ天窓を設置するくらいなら、デザイン性の高い照明をつけたほうがよいと考える人がいます。

まとめ

設備には生活するのに必須なものや、利便性を向上させるものなどさまざまな種類があります。

そして、各設備には設置するメリット・デメリットがあり、生活に必須ではないものをつける場合には本当に必要なのか検討する必要があります。

設置には費用がかかるため、自分にとって必要なのかよく検討してからどの設備を導入するか決めましょう。