リビングルームのレイアウトと快適な生活空間の作り方
「リビングルームを快適な空間にしたい!」「快適なリビングルームのレイアウトは?」というように、リビングルームのレイアウトについて知りたい人は多いことでしょう。
リビングルームを快適な空間にするには、基礎知識やコツを理解しておく必要があります。
本記事では快適なリビングルームにするための基礎知識や、快適な生活空間の作り方・コツなどについて解説します。
快適なリビングルームにするための基礎知識
快適なリビングルームを実現するには、次のような基礎知識が必要です。
- リビングとダイニングは違う場所を指す
- 人がすれ違うための必要スペースを理解しておく
基礎知識を理解してから進めれば、リビングのレイアウトをしやすくなります。
リビングとダイニングは違う場所を指す
リビングとダイニングは違う場所を指すため、それぞれの意味を理解しておきましょう。
リビングは人がくつろぐ場であり、ダイニングは食事をする場です。リビングとダイニングはリビングダイニングとして一緒にされるケースが増えてきているものの、利用目的は異なります。
リビングのレイアウトをするときには、リビングとダイニングの場所を明確に分けて家具を配置することが大切です。
人がすれ違うための必要スペースを理解しておく
リビングルームのレイアウトを実行するときには、人がすれ違うために必要なスペースを考慮しなければなりません。
レイアウトをしていくと、どうしても家具を密集させなければならないスペースが生まれます。しかし、人が通過できる幅を考えておかないと、利用しにくいスペースになってしまうため注意しなければなりません。
人が通過するには、次のような幅が必要とされています。
- 人が横を向いて通れる幅:400mm以上
- 人が正面を向いて通れる幅:600mm以上
- 2人がすれ違える幅:1,000mm以上
人が通るのに必要な幅を理解しておくことで、レイアウトで失敗する可能性が低くなります。
快適なリビングルームの作り方
快適なリビングルームの作るには、次のような方法を意識して進めていくことが大切です。
- 動線を意識する
- 収納スペースを確保する
- 室内環境を保つよう配慮する
快適なリビングルームを実現するには作り方を理解して、満足いく空間を作っていきましょう。
動線を意識する
快適なリビングルームを作るときには、動線を意識しましょう。
リビングルームは快適な生活を過ごすための場所だけでなく、食事をする場所、洗濯物を運ぶために通過する場所にもなります。洗濯物を運ぶときにリビングルームを通過するのであれば、物を運んでも邪魔にならないように家具を配置しなければなりません。
動線を意識しておけば、使い勝手のいいリビングルームのレイアウトができることでしょう。
収納スペースを確保する
快適なリビングルームにするためには、十分な収納スペースを確保することが大切です。
リビングルームは多くの時間を過ごす場であり、物があふれやすい場でもあります。リビングルームには収納スペースがないケースも多いため、収納用の家具をうまく設置しなければなりません。
くつろぐための家具を多く配置し、収納用の家具が置けなくならないようにレイアウトを作っていきましょう。
室内環境を保つよう配慮する
快適なリビングルームを実現するには、室内環境を保てるよう配慮することが大切です。
リビングルームのレイアウトは物の配置だけではなく、室内環境まで考慮しなければなりません。室内環境とは、室内の温度や湿度、風通し、日当たりなどです。室内環境がよくなれば、リビングルームがより一層くつろげる快適な場になります。
エアコンの風を遮らない家具配置にしたり、風通しのいい場所にソファーを設置したりするなど考える必要があります。
快適でおしゃれなリビングルームにするコツ
快適でおしゃれなリビングルームにするコツは、次のとおりです。
- 圧迫感がない家具を配置する
- 照明器具の光を利用する
- 観葉植物を設置する
- アクセントとしてアートを飾る
快適なリビングルームにするには、いい雰囲気にするのがコツです。どのような方法でリビングルームをおしゃれにするのか確認して、快適なリビングルームを実現していきましょう。
圧迫感がない家具を配置する
おしゃれな空間にするのは、圧迫感のない家具を配置することが大切です。
くつろげる空間かどうかは、視覚にも大きな影響を受けます。いいレイアウトが完成したとしても、圧迫感がある家具を配置してしまうと快適な空間ではなくなってしまいます。
レイアウトを作成するときには、家具の高さまで考慮しておきましょう。家具の高さまで考慮しておけば、圧迫感を覚えるような空間にはなりません。
照明器具の光を利用する
おしゃれなリビングルームを実現するには、照明器具の光を利用することが不可欠です。
リビングルームは昼だけでなく、夜も利用する場所です。夜の居室は、照明1つで雰囲気をガラッと変えられます。暗めの照明を利用したり、スポットライトを活用したりするなど検討してみましょう。
観葉植物を設置する
観葉植物をうまく配置すると、おしゃれな空間になります。
リビングルームには家具だけでなく、観葉植物もうまく配置してみるのもいいでしょう。観葉植物はアイキャッチとして利用でき、リビングルームの雰囲気を変えてくれます。
観葉植物を設置した経験が少ない場合、なるべく小型で育てやすいパキラやモンステラ・デリシオーサなどを設置してみましょう。
アクセントとしてアートを飾る
リビングルーム内のアクセントとしてアートを飾ると、おしゃれな空間に変わります。
観葉植物を置くのに抵抗がある人は、アクセントとしてアート作品を飾ってみましょう。現在は100均でもおしゃれなアイテムが販売されており、おしゃれなものを安く手に入れることが可能です。
また、アートではなく、フレームを購入して写真を飾るのもいいでしょう。
【形状別】リビングルームレイアウトのコツ
リビングの形によって、リビングルームレイアウトのコツが変わります。ここからは、次のようにリビングルームの形ごとにレイアウトのコツを紹介していきます。
- 狭いリビングルーム
- 縦長のリビングルーム
- 横長のリビングルーム
- 正方形のリビングルーム
住まいのリビングルームの形にあわせてレイアウトしていきましょう。
狭いリビングルーム
狭いリビングルームのレイアウトを作成するときには、必要な家具を厳選することが大切です。
リビングルームが狭い場合、設置できる家具の数が限られてしまいます。希望の家具を置くためにレイアウトにいろいろと詰め込みやすくなってしまうため、本当に必要な家具が何か考え、動線もきちんと考慮しましょう。
また、狭いリビングに背の高い家具を設置すると、圧迫感が出てしまいます。家具を設置するときには、圧迫感が出ないかどうかも考慮していきましょう。
縦長のリビングルーム
縦長のリビングルームは、比較的家具を設置しやすい形をしています。
ただし、キッチンからリビングルームの奥まで距離があるケースも多く、ダイニングの部分はキッチンに近づけるのがコツです。リビングとダイニングの範囲をしっかりと決めておけば、レイアウトに困ることはないでしょう。
ただし、リビングルームの幅が狭く、奥に長い形状のタイプには注意しなければなりません。幅が狭いと家具の配置が難しく、動線までしっかりと考慮する必要があります。
横長のリビングルーム
横長のリビングルームは、リビングとダイニングの場所を分けるのが難しいため、いかにダイニングをうまく配置するかがカギになります。
ダイニングスペースをリビングと一体化させ、ソファーを置かないなどの工夫が必要です。
正方形のリビングルーム
正方形のリビングルームは一見すると、レイアウトしやすそうに見えますが意外とレイアウトが難しいタイプです。
正方形の場合、壁の面積が少なく家具を配置する場所が少ないからです。正方形のリビングルームのレイアウトを考慮するときには、家具を厳選する必要があります。
また、ソファーを配置するとかなりのスペースをとってしまうため、動線にも気をつけましょう。
まとめ
リビングルームのレイアウトを変更することで、快適でおしゃれな空間が実現できます。
しかし、レイアウトの方法や、おしゃれにみせるコツを理解しておかなければうまく空間を利用できません。
また、リビングルームの形によってレイアウトのコツが変わることにも注意する必要があります。住まいのリビングルームの形も考慮してレイアウトを決定していきましょう。
リビングルームを快適でおしゃれな空間に変えることで、生活の質が高くなり満足いく生活が送れるようになります。