人生で大きな買い物!マイホーム購入で後悔したこと・良かったこと。

「マイホーム購入は人生の中でも大きな買い物になるから後悔したくない!」と思っている人は多くいると思います。

しかし、ちょっとした見落としをするだけで、マイホーム購入を後悔することになる恐れがあるため注意しなければなりません。

本記事ではマイホーム購入を後悔した事例、見落としがちな点、購入して良かったことなど解説していきます。どのような点を確認すればよいのかも紹介していきますので、マイホーム購入を検討している人は、記事をぜひ参考にしてください。

マイホーム購入で後悔しがちな5パターン

マイホーム購入を後悔しないためには、まずどのようなケースで後悔してしまうのか知っておくことが重要です。

ここでは、次のようなマイホーム購入を後悔した事例を紹介していきます。

  • 近隣トラブルに巻き込まれてしまった
  • 自分の設計したマイホームが使いづらかった
  • マイホーム購入後により理想に近い物件が見つかった
  • マイホームの維持費用が思ったよりも高かった
  • 断熱性が低く夏は暑く冬は寒い家だった

後悔した事例の内容のほかにも、どのような点を見落として後悔してしまったのかも解説していきます。

近隣トラブルに巻き込まれてしまった

マイホーム購入をした人で、近隣トラブルに巻き込まれてしまったという事例が多くあります。

近隣トラブルでの主な事例は、次のとおりです。

  • 一戸建てでの境界線・越境物のトラブル
  • マンションの騒音トラブル
  • 町内会や管理組合などのコミュニティでのトラブル など

近隣トラブルは基本的にきちんと周りの人と付き合っていれば発生しませんが、まれに話し合いをすること自体が困難な人もいます。

マイホーム購入するときにトラブルメーカーの存在を確認しないと、思いもよらない近隣トラブルに巻き込まれてしまうため注意しましょう。

自分の設計したマイホームが使いづらかった

注文住宅でマイホームを建築した場合、使いづらい家ができてしまったという事例もあります。

注文住宅は施主が設計に参加できるため、施主の考え方が強く家づくりに反映されます。理想のマイホームを建築するためには良いことなのですが、施主の考えがマイナス面に働いてしまう点にも注意しなければなりません。

たとえば、コンセントやインターネット回線の数が足らなかった、ドアの開閉の方向がおかしい、使わない設備を理想のために付けてしまったなどで後悔してしまうケースもあります。

しっかりとハウスメーカーの意見を聞いていなかった、理想を追い求め過ぎたというのが原因でしょう。

マイホーム購入後により理想に近い物件が見つかった

マイホーム購入後に、購入した物件よりも理想に近い物件が見つかることもあります。

不動産は同じものがまったくないため、このようなことが起きます。購入した物件よりも理想に近い物件が売りに出るのを防止することはできないため、理想に近い物件が出るまでゆっくりと不動産探しすると良かったのかもしれません。

また、自分の理想をきちんと明確にしていないと、ほかの物件のほうが良く見えてしまうこともあります。物件探しをするときには、自分の理想を明確化してゆっくりと焦らず進めていくことが大切です。

マイホームの維持費用が思ったよりも高かった

マイホームの維持費用は高いため、購入する前に維持費用を理解しておかないと、維持管理費が払えないと後悔してしまいます。

マイホームの主な維持費用は、次のとおりです。

  • 住宅ローンの返済(毎月)
  • 固定資産税・都市計画税(毎年)
  • 設備の補修や取り換え(早いと5年程度で一部設備の補修・取り換え)
  • 建物の大規模修繕(早いと10年程度で一部補修・取り換え)

上記の費用は相当な金額が必要であり、マイホーム購入前に維持管理費のおおよその金額を把握しておく必要があります。なお、一戸建ての性能や大きさ、使い方によって異なりますが、住宅ローン返済以外の維持管理費は年間40万円かかるといわれています。

断熱性が低く夏は暑く冬は寒い家だった

マイホームを購入しリフォームをせず入居したら、夏は暑く冬は寒い家だったと後悔する人が多いようです。

家の中で快適に暮らせるかどうか、大きな鍵を握っているのは「家の断熱性」です。しかし、マイホームを購入するとき、家の断熱性まで確認する人はほとんどいません。注文住宅なら高断熱を期待できますが、昔に建てられた建物は断熱性が低いと思っておくくらいがちょうどよいでしょう。

断熱性が低いかは設計図で断熱材の品質や量、窓・サッシなどを見て確認します。図面での確認は難しいため、不動産会社に設計図を見てもらうとよいでしょう。

マイホーム購入で良かったこと

マイホーム購入の後悔事例を紹介しましたが、マイホーム購入に満足している人は多く、購入して良かったと思うことも多くあります。

マイホーム購入で良かったことの代表例は、次のとおりです。

  • 理想のマイホームで快適な生活が送れる
  • 家賃を払う必要がなくなる
  • マイホームが財産になる

マイホーム購入には多くのメリットがあるため、どのようなメリットがあるのか確認して購入を検討してみましょう。

理想のマイホームで快適な生活が送れる

マイホーム購入する人のほとんどは、理想の生活を送ることを目的にしているのではないでしょうか。

賃貸物件は貸すために建設されているため、決まった形をしている間取りが多かったり、住居としての性能が低かったりします。一方、分譲された不動産や注文住宅は住むために建設されており、住宅性能の高さを売りにしています。つまり、建設されている目的が違うため、快適な生活が送れるかどうかも変わってくるわけです。

とくに注文住宅は高性能なだけでなく、自分で設計できるため、快適な生活を希望しているなら注文住宅を検討するのがおすすめです。

家賃を払う必要がなくなる

賃貸物件に住んでいると家賃を払わなければいけませんが、マイホームを購入すれば家賃の支払いがなくなります。

マイホームを住宅ローンで購入すると返済が発生するものの、家賃と同額程度の返済をすれば、より快適な生活ができる建物に住むことが可能です。同じ金額を払うのであれば、建物をアップグレードしたいと、誰しも考えますよね。

マイホームには維持費用がかかりますが、賃貸物件を何度も変えていると多額の引っ越し費用がかかります。維持費用のほうが高いものの、何度も引っ越しすると数百万円かかるため、結局マイホーム購入のほうがお得ということになります。

マイホームが財産になる

住宅ローンを返済すれば、マイホームは財産になります。

さきほど、マイホームの維持には費用がかかると解説しました。しかし、住宅ローンを返済すれば、マイホームが自分の財産になるため、維持費用を払ったとしても資産が残ります。

賃貸物件は自分のものではないため、家賃は掛け捨てです。しかし、マイホームは自分のものであるため、掛け捨てではありません。財産を残しておけば、万が一大きな費用が発生しても売却して対応できますし、子どもに相続させることも可能です。

マイホーム購入で後悔しないためのポイント

マイホームを購入するとメリットが多いものの、まれに購入を後悔してしまうような出来事が発生します。

後悔する出来事を避けるためにも、次のポイントを押さえてからマイホーム購入するようにしましょう。

  • 譲れない項目を決める
  • 内覧時に周りの環境も調査する
  • 信頼できる不動産会社からマイホームを購入する

それでは、押さえておくべきポイントの内容をみていきましょう。

譲れない項目を決める

マイホームを購入するときには、譲れない項目を決めておきましょう。

たとえば、日当たりの良い場所に住みたい、予算は5,000万円以内にするなどです。まず、自分の希望する内容をすべて書き出し、書いた内容に順位を付けます。上位の項目のうち、どれが譲れない項目なのか決めます。

譲れない項目を決めたら、項目に該当する物件を探しましょう。譲れない項目を明確にすれば、マイホーム購入で後悔する可能性が低くなります。

また、項目の順位付けをするときには、譲ってもよい項目も決めておくことが大切です。すべてを満たすような不動産はないですし、項目を多く満たす不動産は高額になりがちだからです。無理して購入すると、あとで支払いが厳しいなど後悔する恐れが出てきてしまうため注意しましょう。

内覧時に周りの環境も調査する

マイホームを購入するときには、室内やモデルルームだけでなく周辺環境も調査しておきましょう。

マイホーム購入のときに発生するトラブルは、周辺環境や金銭に関することが多く、室内をしっかり見るだけではトラブルを防止できません。そのため、物件を見に行くときには周辺環境に気を付ける必要があります。

たとえば、ゴミ出しルールは守られているか、ゴミ屋敷はないかなどを確認します。地域のルールを守れない人は、トラブルメーカーになりやすく、環境を確認しトラブルを予防するわけです。

もちろん、不動産会社や近隣の人に直接、環境を聞いてみるのも大切なことです。

信頼できる不動産会社からマイホームを購入する

マイホームを購入するときに何よりも大切なのは、信頼できる不動産会社に依頼することです。

マイホーム購入後のトラブルのほとんどは、不動産会社からのアドバイスで回避できます。そのため、購入時はどの仲介会社、注文住宅建築時はどのハウスメーカーに依頼するかを慎重に決めなければなりません。

信頼できる不動産会社かどうかは、担当者の質を確認するとよいでしょう。営業色が強かったり、契約をせかしてきたりする担当者は、マイナス面を隠しているケースもあるため注意しなければなりません。

まとめ

マイホーム購入は多くの人が憧れることであるのと同時に、人生でもっとも大きい買い物となります。

マイホームは高額であるため、購入を後悔することのないようにしなければなりません。トラブルの中には避けられないものもありますが、多くは事前調査で回避することが可能です。

しかも、ほとんどのトラブルは信頼できる不動産会社に相談することで解決できます。マイホーム購入で後悔しないようにするためには、信頼できる不動産会社を選択するのがよいでしょう。