暮らしを彩るDIYアイデア!DIYに必要な道具と材料の選び方【屋外編】
近年、DIYという言葉が浸透してきており、さまざまなDIYアイデアが紹介されています。そのような背景があるため、DIYを始めたいと思っている人が多いのではないでしょうか?
DIYは誰でも気軽に始められ、費用を抑えておしゃれな道具などが作れます。ただし、DIYを始めるには道具や材料を集めたり、DIYの基礎知識を理解したりしておかなければいけません。
本記事では、DIYに必要な道具や材料の選び方や、DIYでしてしまいがちなミス、屋外を彩るDIYアイデアなどについて解説します。記事を最後まで読み進めていただければ、DIYをするのに必要な基礎知識が得られ、さまざまな道具が作成できるようになることでしょう。
DIYとは
DIYとは「Do it yourself」を短縮した言葉で「自分でやってみよう」という意味です。
完成品を利用するのではなく、オリジナリティがある道具、自分にあっている道具を自分自身で作れるのがDIYの魅力です。しかも、ハンドメイドで道具を作成するため、完成品を購入するよりも安く道具を手に入れられます。
また、DIYは日曜大工のことを指すわけではありません。雑貨・ファッション用品・メイク用品など、自分自身で手作りするものはDIYに該当します。手作りする楽しさが味わえることから、DIYをする人は年々増加しています。
DIYをするときの流れ
DIYは気軽に始められますが、きちんと準備をおこなってから作業に入ります。DIYをするときには手順を守って進めていきましょう。
DIYをするときの主な手順・流れは、次のとおりです。
- 設計図を書く
- 材料を手に入れる
- 材料を設計図通りカット
- 塗装し組み立て
DIYを始めるときには、まず設計図を書くことから始めます。DIYだからといって、設計図なしで作業をするのは難しいことです。作るもののサイズや設置場所の広さなどを参考に、作品の大きさを決め、必要な材料を購入しなければいけません。
設計図を書いて必要な材料や材料の大きさ・量がわかったら材料を購入します。購入した材料は設計図通りカットし、塗装をして組み立てたり組み立てしてから塗装したりして完成です。
DIYするときに用意しておきたい道具
DIYするときには、さまざまな道具が必要になります。また、道具はそれぞれの利用用途に分けて用意しておかなければいけません。
ここで紹介する利用用途は、次のとおりです。
- 測る
- 加工
- 組み立て
本章では、DIYするときにあると便利な道具について解説します。
測るのに必要な道具
測るときにあると便利な道具は、次のとおりです。
- コンベックス
- 長尺
- スコヤ
コンベックスとは、金属製の巻き尺です。DIYをするときには意外と長いサイズを測るときもあるため、5.5mほどのコンベックスを購入するとよいでしょう。また、幅が1.5cmくらいのコンベックスを選択すれば、長い距離を測ったときにも巻き尺部分が折れにくくなり使い勝手もよくなります。
長尺とは「ものさし」のことです。30cm~60cmの長尺があるとDIYの時に便利です。また、長尺にストッパーがあるとより一層使い勝手がよくなります。
スコヤとは、直角かどうかを測る道具です。直角かを測るにはさしがねでも構いませんが、スコヤには台がついており、さしがねよりも安定して直角かどうかを測れます。スコヤの種類によっては45度も測れるため、非常に便利です。
加工に必要な道具
加工するときにあると便利な道具は、次のとおりです。
- ノコギリ
- インパクトドライバーもしくはドライバードリル
- サンドペーパー
ノコギリは材料購入時にホームセンターでカットしてくれますが、やはりDIYに必須な道具です。ノコギリには縦引き用という刃の荒いものと、横引き用の刃が細かいものもあります。初心者の人は扱いやすい横引き用、もしくは両方の刃がついたノコギリを購入するとよいでしょう。
インパクトドライバーやドライバードリルは、電動工具であり、材料に穴を空けたりビスを打ち込んだりするときに利用する道具です。インパクトドライバーはドライバードリルよりも負荷を掛けられますが、その分ビスなどを折ってしまうことがあります。ドライバードリルはそこまで負荷はかけられませんが、ある程度の位置で空回りするため、ビスが折れるなどを防げます。
サンドペーパーは、木材などの尖った部分やノコギリで切った場所をなめらかにするために使います。木材を削るときにはカンナなども使いますが、刃物がついている工具は値段が高いため、サンドペーパーで代用しましょう。サンドペーパーには、用途により目の粗いものや細かいものを分けて使います。
組み立てに必要な道具
組み立てるときにあると便利な道具は、次のとおりです。
- 金槌
- ドライバー
- クランプ
金槌は釘などを使った作業のときに必要です。金槌によっては先端の片側がくぎ抜きになっていたりするため、用途によって使用する金槌を選択するとよいでしょう。また、ビス打ち用の電動工具を持っている場合には、金槌が必要かどうか考えて購入する必要があります。
ドライバーはビスを締めたりするのに必要な道具です。ドライバーにはさまざまな大きさもありますが、できる限りいろいろな大きさのドライバーを用意しましょう。ビスにもさまざまな大きさがあり、ビスの大きさに合わないドライバーを使用すると、ビスの穴がつぶれてしまいます。
クランプとは、材料などを固定するときに自分では固定できない部分を固定しておく道具です。クランプの力は強いため、材料同士や材料と作業台を固定するのに利用します。
DIYするときによく使う材料
DIYをするときには、多くの材料を使います。材料の中には初心者でも取り扱いやすいものや、よく使うため用意しておかなければいけないものもあります。本章では、DIYするときによく使う材料について解説します。
木材
DIYでは木材をよく利用します。そして、木材にはさまざまな種類があるため、どの木材にどのような特徴があるのかを理解しておかなければいけません。DIYでよく使われる木材は、次のとおりです。
- スギ材
- ヒノキ材
- SPF材
スギ材は柔らかく初心者にも扱いやすい木材です。安価で手に入るのも魅力です。ただし、スギ材は反りやすく、状態が悪いと割れてしまいます。反ってしまっていると、作品に影響してしまうため、購入時に反っていないスギ材を選択するようにしましょう。
ヒノキ材は、防水性能が高く殺菌能力もあるため、水回りでも使用される木材です。スギ材よりも木目が少ないため、淡い色のものを作るときに役立ちます。ただし、値段が高いため初心者のうちは購入せず、DIYに慣れてから使うようにしましょう。
SPF材とは、エゾ松・松・モミの3タイプを総称した木材です。SPF材はスギ材と同じく柔らかく安価なため、初心者に向いている木材です。ただし、柔らかすぎする面もあり、強い力を掛けると割れてしまったり、へこみができたりしまうことには注意しなければいけません。
塗料
塗料は水性塗料と油性塗料に分かれます。それぞれにメリットとデメリットがあるため、使用用途によって水性か油性を選択しましょう。
水性塗料は、水を主成分とした塗料でありシンナー臭がしないため、室内で利用可能です。また、水性塗料は安価で初心者に向いています。しかし、耐久力は油性塗料よりも低くなってしまいます。
油性塗料は、シンナー臭がするため屋外で使用しなければいけません。反面、塗装の耐久力は高く、ハケ跡が出来にくいためキレイな仕上がりになります。
DIY初心者にありがちなミス
DIYには失敗がつきものです。そして、初心者がしてしまいやすいミスも多くあります。DIY初心者がやりがちなミスとは、次のとおりです。
- 自分で材料をカットしたらゆがんでしまった
- 釘を打ったら折れてしまった
- ビスの穴が潰れてしまった
材料のカットは難しく、正確にカットしないと作品がゆがんでしまいます。そのため、慣れるまではホームセンターで材料を購入し、カットサービスまで受けておいたほうがよいでしょう。
また、釘を打つときに垂直にうまく打てないと折れてしまうケースがあります。釘打ちが苦手な人は、釘の大きさの半分くらいの穴をキリなどで空けておくとよいでしょう。
ビス穴にあっていないドライバーを利用すると、ビスの溝が潰れてしまいます。このようなケースが起きるときには、幅の広いゴムをビスの上に載せ、ゴムの上からドライバーをあてて回すとよいでしょう。このようにすればビスの溝のゴムが入り込み、溝が潰れにくくなります。
屋外を彩るDIY作品アイデア
DIYではさまざまなものを作成可能です。作品は室内のものだけなく、屋外用のものも多くあります。ここからは、屋外で使うものの作品アイデアを紹介します。
- 屋外用のテーブルやイス
- シーソーやブランコなどの遊具
- 物置
- アルミパイプと屋根板で作った簡易の屋根やラック
- フェンス
- 電光装飾したクリスマスツリー(アルミパイプ製品)
などDIYをすればさまざまな作品を作り出せます。
まとめ
DIYは自分で自分にあったものを作ることができます。自分自身でものを作る楽しさもあり、近年では多くの人はDIYをおこなっています。
DIYは自分自身ですべてをおこなうため、道具を揃え、設計図を書き、材料を購入するところから始まります。しかし、いろいろなことが自由にできる反面、失敗が起きやすいのもDIYです。そのため、どのような失敗をしやすいのかを把握しておくとより一層DIYを楽しめるようになることでしょう。