もう他人事ではない!近所の人との間でトラブル発生!解決方法と事前準備など【戸建住宅編】

念願の戸建住宅を手に入れマイホーム生活がスタート。快適な生活を送ることができると思っていても、思わぬ落とし穴が。その中でも特に気をつけたいものが、ご近所トラブルです。ご近所トラブルの対処方法を間違ってしまうと、最悪の場合は引っ越しを検討せざるを得ない状況もあります。

2人に1人がご近所トラブルを経験している

株式会社インターグロースが実施した「ご近所トラブルのアンケート」によると、ご近所トラブルに巻き込まれた経験がある方が50%という調査結果が出ました。つまり、多くの人が近隣住人のトラブルに巻き込まれた経験があり、他人事ではない問題なのです。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000069378.html

さらにリモートワークなどでお家時間が増えることで、ご近所トラブルに遭遇する可能性も高くなっています。ご近所トラブルが起きないと考えるのではなく、起きるものだと考える必要がありそうです。

戸建住宅の中でも特に近隣住人とトラブルに発展しやすい事例はどのようなものがあるのか、相談内容が多いものを5つ紹介します。どの事例も、戸建住宅でいつ起きてもおかしくないトラブルばかりです。トラブルの原因や対策を確認しておきましょう。

喫煙に関するトラブル

家の中を禁煙にしているため、ベランダでタバコを吸って過ごすという方もいるのではないでしょうか。外でタバコを吸うと、風向きによってはニオイが近隣の家の迷惑になることもあります。

電子タバコのような煙やニオイがあまり発生しないものを吸っていても、ベランダの位置によっては「自分の家を覗き見している」と近隣の住民に勘違いされてしまうこともあります。ベランダでタバコを吸う場合は、トラブルに発展する可能性があることを覚えておきましょう。

境界線

隣の家と土地が隣接している場合は、越境トラブルの可能性があるため注意が必要です。隣の家に植栽が侵入してしまうケースや、塀が他人の敷地に侵入しトラブルに発展することもあります。

曖昧な境界線の土地であれば、一度どこまでが境界線なのかを近隣住民と確認してトラブルを未然に防ぎましょう。

ペットのトラブル

ペットのトラブルも近隣住民とのトラブルの中でも代表的なものとして挙げられます。他人の家に迷惑をかけてしまうこともあります。代表的なものは、ペットの鳴き声です。しつけ方法を間違えてしまうと、夜鳴きや吠え癖のために迷惑をかけてしまうこともあります。

また、散歩での糞尿にも注意が必要です。散歩のマナーが悪いと近所トラブルの原因になってしまいます。ワンちゃんだけでなく、猫を飼っている場合でも隣人の庭に侵入してしまうこともあるので注意が必要です。

車のマナー違反に関するトラブル

車やバイクのエンジン音は、時間帯によっては騒音に感じてしまうことがあります。夜遅い時間は特に配慮が必要です。

自分が気をつけていても、身内や友人が遊びに来た時に、他人の敷地をふさぐように駐車をしてしまい、迷惑をかけてしまうこともあります。車のトラブルが発生しないように、駐車場所や時間帯に配慮しましょう。

におい・騒音

友人を自宅招く際は、騒音、におい問題のトラブルが発生してしまう可能性があります。特にホームパーティーを自宅で頻繁に開く方は注意が必要です。

友人と大声で談笑したりする状況が「迷惑」となってしまうこともあります。ホームパーティーを行う時は、周辺住人へ配慮もすることも忘れないようにしましょう。

ホームパーティーでだけでなく、自宅の庭でBBQをする場合も注意が必要です。BBQを外ですると、灰や煙が隣人に迷惑をかけてしまうこともあります。自慢の戸建住宅に人を招こうとしている方は、特に注意をするように心がけましょう。

ホームパーティーなどを行う際は、隣人へ迷惑をかけることを想定し、イベント前に菓子折りなどを持ち事情を説明しておきましょう。

トラブルが起きてしまった時の対処方法

自分が日々注意をして生活を送っていても、隣人のトラブルで頭を悩ませてしまうこともあります。トラブルが起きてしまったらどのような対処が必要なのか、トラブルが発生した際の対処方法について紹介していきましょう。

話し合いで相談をする

トラブルが発生した際は近隣住民と話をして問題を解決するようにしましょう。一人で解決をするのではなく、家族や知り合いの意見を聞き、どのような対処方法が良いのかを検討しましょう。

話し合いをする際には、話の進め方によっては相手の気持ちを逆撫でし、解決できるはずのトラブルがこじれてしまう可能性もあるので注意が必要です。

町会長など地域の人々に相談をする

隣人と直接話し合いができない場合は、地域の人々に相談することも大切です。特におすすめの方法は「町会長に相談をして問題を解決してもらう方法」です。町会長であれば、住人とも顔馴染みであるため、仲介役として交渉をしてもらえる可能性があります。

相談の進め方によっては隣人が悪者になってしまう可能性もあるため、相談時は相手の名前を伏せて状況を説明しておくなど、隣人に配慮してくことも大切です。

専門家に相談をする

話し合いをしてトラブルを解決することが難しい場合は、弁護士に相談をしてトラブル解消に向けて交渉する方法もあります。専門家に相談をする際は、証拠となる画像や動画を記録しておくことをおすすめします。専門家に相談をすれば、トラブル解決に向けて前進する可能性がありますが、内容によってはわだかまりが生まれ、住みづらいと感じてしまうこともあります。

戸建住宅は長く住むことを想定して購入するため、あまり強引な手段を取るとご近所付き合いが難しくなってしまうことがあります。専門家に相談をする場合は「最終手段」と理解しておきましょう。

トラブルを未然に防ぐために必要なことは

近隣住民とのトラブルは、トラブルが発生してから対処するのではなくトラブルが発生しないよう日頃から対策を検討しておくことが大切です。トラブルを生まないようにするために、次のことに注意してください。

近隣住民とコミュニケーションを取る

近隣住民とのトラブルを未然に防ぐために大切なことは、住民と積極的にコミュニケーションを取ることです。日頃から近隣住民とコミュニケーションを取ることで、トラブルが発生した時でも、相談がしやすく問題を未然に防止することができます。

引越し後挨拶回りをおこなう

近隣住民と会話をできるようにするために重要なことは、引越ししたタイミングで挨拶回りをすることです。近隣住民に挨拶回りをしておくことで、コミュニケーションを取りやすくなります。また、近隣住民の人間性を把握することもできるので、引越しをした際に挨拶回りをするように心がけましょう。

地域の人々とも交流を深める

隣人だけでなく町会長や地域住民と交流を深めることで、万が一隣人とトラブルが起きた際に仲介してもらえるよう心がけましょう。地域の人とつながりを持つことで、何かトラブルが起きた際に問題を解決することができます。地域の人々と積極的に交流をして、トラブルが発生した時の相談相手を作りましょう。

まとめ

戸建住宅はその場所に長く住むことになるため、トラブルに発展しないよう近隣住人にも配慮する気持ちが大切です。近隣住人への思いやりがあれば、ご近所トラブルに発展するケースも低くなります。

戸建住宅はマンションとは異なり、周辺にも配慮をしてトラブルを避けるように心がけましょう。

引用

https://www.alsok.co.jp/person/recommend/202/

https://beus.jp/knowledge/2019/05/post-43.html

https://takizawalaw.com/3676/#i-3