非日常的な過ごし方を楽しむアウトドアリビングのある暮らしメリットやデメリット
リモートワークの機会が増え、自宅で過ごす時間が増えた方もいるのではないでしょうか。
プライベート・仕事で過ごす時間が増えたことで、リビングの延長の空間として「アウトドアリビング」という考え方が注目されています。
アウトドアリビングを設置したいけれど、正直メリットデメリットが分からない…。
そんな方のために、本記事ではメリット・デメリットを中心に解説します。
「アウトドアリビング」の正しい知識を参考に、非日常空間を作り上げましょう。
アウトドアリビングのメリット
空間演出が可能な家での時間を過ごす時間を充実させるアウトドアリビング。大きく分けて3つのメリットがあります。
リラックス効果
アウトドア気分
安心・安全
3つのメリットについて解説します。
自宅でリラックス出来る場所として活用
アウトドアリビングを「リラックスできる場所」として利用することもできます。
作業が煮詰まった時や、気分転換をしたい時に、開放的なアウトドアリビングで過ごせばストレス発散にもなります。
外の新鮮な空気を吸ってリフレッシュも可能です。
もちろん夜には星空を眺めながら、仕事の疲れを癒すことも出来ます。
アウトドアリビングを設置するだけで、家での気分転換方法のバリエーションが増えるでしょう。
アウトドア気分を楽しめる
アウトドアリビングでは、ちょっとしたアウトドアも楽しめます。
代表的なものは…
・ハンモックやひとり用テントを設置してミニキャンプを楽しむ
・ミニプールを設置して水遊び
・家族・友達でBBQ
楽しみ方がさまざまです。
アウトドアリビングを活用すれば、自宅のリラックススペースが非日常空間に早変わりすることも出来ます。
安全に遊ぶことが可能
小さなお子さんや、ペットを飼っている方の中には、公園で遊ぶことが大変な時も。
ちょっと目を離した時に大怪我なんてこともあります。
気軽に遊ばせたい時に、アウトドアリビングで遊ばせることも可能です。
ベランダ越しで遊ぶ様子を確認するので、親御さんにとっても安心です。
アウトドアリビングのデメリット
開放的な空間で非日常的な使い方が出来るアウトドアリビングは、気をつけなければならないこともあります。
設置する際に注意が必要なデメリットは大きく分けて3つ。
メンテナンス
プライバシー対策
暑さ・寒さ対策です。
具体的にどのようなことに気を付ける必要があるのかについて解説します。
その① メンテナンスが必要
アウトドアリビングは室内のリビングに比べンテナンスが必要になります。
雨風にさらされるため、排水溝の詰まりや、ベンチ掃除など汚れてしまう箇所があります。
ウッドデッキを使用するのであれば、防水加工や防腐対策が最低でも1年に1度必要です。
対策を定期的に行なっても、数年に一度のペースで張り替えや塗り替えを行う必要があります。
屋外の庭園と同様に、定期的なメンテナンスがある程度必要であることを覚えておきましょう。
その② 外からプライバシーが丸見え
何も考えずに設置をすると、後から外からプライバシーが丸見えになっていることに気づいてしまうこともあります。
外からアウトドアリビングが丸見えにならないように目隠しなどの対策を検討してください。
プライバシー対策だけでなく、近隣住民の迷惑をかけないように、周辺環境を配慮しておくことも大切です。
その③ 暑さ対策・寒さ対策が必要
夏はアウトドアリビングが暑すぎて全く使わずそのまま放置。
その後蚊が大量発生してしまい、大変なことに。
アウトドアリビングは屋外の設備のためこのようなトラブルもあります。
一方冬にあるケースは、寒さ対策のためにストーブ設置を検討。
しかし、屋外に設置した電源ではコードが全く届かず、結局室内から延長コードを用意するケースも珍しくありません。
アウトドアリビングは季節毎の対策が必要不可欠です。
夏と冬の対策をどのように行うのかを検討しておくようにしましょう。
失敗しないアウトドアリビング作り方ポイント
デメリットを見落としていると、設置後に後悔することは多数あります。
失敗しないアウトドアリビングを作るために、どのようなことに意識すべきかについて解説します。
使用目的を明確にする
アウトドアリビングを設置する前に、「なぜ設置をするのか」理由を明確にしてください。
絶対にNGな例は、「あった方が良いから」や、「設置した後に使い方を考えよう」と考えて設置をすること。
無計画なアウトドアリビングでは、設置後に「屋根を設置すべきだった」、「メンテナンスに費用がかかり放置してしまう」など後悔してしまうことが考えられます。
アウトドアリビングを設置する目的は何か、どのような用途で使用を検討しているのかを明確にしながらレイアウトを検討してください。
非日常空間を維持する
アウトドアリビング設置後に、洗濯物干し場や物置き場などの日常的な用途で活用してしまうケースもあります。
誰もが利用しやすい場所に設置
アウトドアリビングはメインのリビングではなく、リビング空間の延長線上にある空間です。リビングの延長線で利用できることを想定して設置を検討してください。
例えば、子ども部屋や寝室などプライベートな空間から直接アクセスできるようになると、利用のハードルが高くなります。
誰もが利用できるスペースにするために、パブリックスペースから動線を作るようにしてください。
メンテナンスをしやすい環境を整える
アウトドアリビングは、メンテナンスを定期的におこなう必要があります。
特に床の素材はメンテナンスが楽なものを選択してください。
アウトドアリビングをウッドデッキにしたいのであれば、木で基礎を作るのではなくコンクリートの上から木を組み上げる方法がおすすめです。
雨風に強い耐久性が強いものを選びましょう。
物置場所の設置を検討
アウトドアリビングで使用するアイテムは、専用の物置きを併設して対応をします。
室内から運搬する手間を省き、出し入れも楽です。
使用時の動線を意識しながら物置を設置しましょう。
BBQを頻繁におこなうのであれば、洗い場を物置近くに設置するとさらに利便性が向上します。
アウトドアリビングでの過ごし方に最適なレイアウトを検討してください。
プライバシーの確保
設置場所がどうしても人目につく場所であれば、高い壁を設けプライバシーの確保をおこないます。
塀だけでなく、植栽などでもプライバシー保護に役立てることができます。
家族のプライバシーをどのような方法で守るのかについて検討してください。
事例から学ぶアウトドアリビング
メリット、デメリット、対策は理解したものの、どのようなアウトドアリビングを設置すべか分からない時は、事例を参考にしてください。
アウトドアリビングでも代表的な「中庭」「屋上」「凹み型」の3つを解説します。
中庭型
中庭にアウトドアリビングを設置する方法です。
中庭なので、外部からの視線を完全に断つことができます。
室内からも中庭の様子が確認でき、小さいお子さんやペットが外に出ても安心して見ることができます。
屋上型
スペースが確保出来ない物件では屋上型のアウトドアリビングが人気です。
屋上のアウトドアリビングの最大の強みは夜にあります。
天体観測や、お月様を見ながらBBQなど非日常な演出を自宅でも可能です。
スペースが狭くてアウトドアリビングを設置出来ない時は、屋上型も検討してください。
凹み型
1階部分の凹みや二階部分を凹ませてアウトドアリビングを設置する方法も人気です。
デザインがシンプルになるだけでなく、限られたスペースの土地でもアウトドアリビングを作ることが可能になります。
まとめ
アウトドアリビングは新しい生活様式に合致する、あらたな家族との思い出を共有する空間です。 本記事で紹介したアウトドアリビングのメリット、デメリットを理解して後悔しないアウトドアリビングを作りあげましょう。