おうちでゆっくり、楽しく過ごす!「おうち時間」を充実させる戸建て住宅のアイデア3選

昨今の新型コロナウイルス感染拡大防止の観点より、政府より緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発出されている都道府県が増加傾向にある中、外出を控えることとなっておうちで過ごす時間が増えている人が多いのではないでしょうか。

おうちで過ごす時間が多くなると、おうち時間を充実させるために様々な工夫を凝らしている方も多いでしょう。これから戸建て住宅を建築される方は、そういった観点も視野に入れて検討を進めていただきたいと思います。

本記事では、おうち時間を充実させるアイデアについて詳しくご説明したいと思います。

おうちでゆっくり楽しく過ごすためには

コロナ禍において、みなさんの生活スタイルは大きく変化したと断言できるのではないでしょうか。外出自粛が叫ばれる中、ステイホームを中心として生活スタイルが主となりプライベートもそうですが、仕事においてもテレワークを余儀なくされる方も多いのではないでしょうか。

そのような背景があることから、プライベート及びビジネスシーンにおいておうちにいる時間が今までと比較すると格段に長くなっていると言えます。

そうなると、如何におうちでゆっくり楽しく過ごすためにはどのような戸建て住宅とするべきなのかを念頭に置く必要があるのです。戸建て住宅建築時において、おうち時間を快適に過ごすためにはどのようにするべきなのかを思慮深く検討することは、いまや住宅建築において非常に重要なテーマとなっています。

そのため、おうちにおける過ごし方が大きく変化した現状では、くつろげる空間の確保及びおうちの中で気分転換並びにリフレッシュができる空間構築というのは極めて重要であると言えます。

おうちの中に自然とつながりを持たせる場所であったり、自分自身の確立されたスペースを創出することによって、家族団らんを大切にする空間や自分自身の趣味の時間を満喫する空間など、おうち時間を充実させることができるのではないでしょうか。

おうち時間を充実させる戸建て住宅のアイデア3選

上述したように、おうち時間を快適に過ごすためにはどのようなコンセプトに基づいて住宅を建築すれば良いのでしょうか。

ここからは、具体的なアイデアについてご説明したいと思います。

  1. 開放感

おうちの中と外側が自然につながる住宅は、おうちに長時間居たとしても外の空気をダイレクトに体感することができますので、非常にリフレッシュ効果が高いと言えます。

LDK~ウッドデッキ~芝生の庭までを空間的に繋げることによって、内側と外側の空間に分断させることなく一体的に空間創出することができるのです。

また、玄関ホールをあえて設置せずに玄関からつないだ広域的な土間及び中庭をLDKにつなぐことによって、非常に開放感あふれる空間とすることができます。土間サイドに大きめの掃き出し窓を設置することで、そこから太陽の光がふんだんに注ぎ込まれ、明るさとあたたかさが同居した雰囲気を醸し出すことができるでしょう。

おうちに長くいることによって、人間の気分は鬱々としがちだと言われています。そのため、おうちの中にいたとしても、外の空気を実際に体感することができてリフレッシュ効果の高い空間創出が重要だと言えます。

土間に注ぎ込まれる太陽の光を浴びることによっておうちの外に行かなくても体内時計をリセットすることができますし、開放感あふれるウッドデッキ及び庭では密を避けてゆっくりと休息を取ることができますので、おうちに居ながら気分転換をすることができるでしょう。このように、太陽の光をどのように取り込むのかや、庭などを含めたおうちに居ながら気分転換が図れる住まいをどのように構築するのかが非常に重要なポイントとなることをご認識いただきたいと思います。

  1. 土間とテラスを有効利用

おうちの中は、どうしても密閉空間であるため開放感あふれるデザインにしたとしても屋外の開放感には及びません。そこで、土間からテラスへ靴を履いたまま気軽に出入り可能な空間とすることによって、家事が楽になるなど非常にアクティブな暮らしを日常に取り入れることができます。

LDKとテラスを土間でつなぐことで、出入りがスムーズとなります。また、土間とテラスを仕切る部分については大きな開口部を設けることによって太陽の光や風が差し込むような空間とすることができます。外の空気をダイレクトに感じながら家族でゆっくりと過ごしたり、アウトドアリビングなどをおうちに居ながら楽しむことができるおすすめの有効利用となっています。

  1. デッドスペースの有効利用

おうちにあるデッドスペースを活用できていない人も多いのではないでしょうか。しかし、このデッドスペースを有効利用することによっておうち時間を快適に過ごすことができるようになるのです。

例えば、階段下に存在するデッドスペースは収納スペースとして利用している人も多いと思います。しかし、単純な収納スペースとするのではなくリーディングヌックとと称される半個室のスペースを確保すると良いでしょう。この空間では、大人も少し横になれるくらいの広さがあります。自分の好きな音楽を聴くのも良いですし、簡易的な照明を設置して明かりを確保したうえで読書をするのも良いでしょう。もちろん、横になることができますので疲れたときはお昼寝することもできます。日常的な疲れを癒すための空間としては最適ではないでしょうか。

また、完全な個室はプライバシー確保の観点では集中することもできますので、非常に良いと言えるでしょう。しかし、別の観点からでは完全個室であるからこそ家族との距離が離れてしまって寂しさを感じてしまうこともあるのではないでしょうか。しかし、リーディングヌックでは家族と同じ空間に居ながらも、自分のための時間を楽しむことができる良いとこ取りの空間であると言えるでしょう。置かれている状況や気分によって、どの空間で自分の時間を楽しむか選択できるようにしておくことによって、大人だけに留まらずこれから成長していく子どもにとっても必要な空間として有効活用することができるのではないでしょうか。リーディングヌックとは、適度な広さの空間となっていますので、子どもから大人まで家族みんなで楽しめる空間であると言えます。ステイホームを余儀なくされている最中であっても、おうち時間を充実させるに足りる場所を提供してくれるでしょう。

まとめ

ここまで、おうち時間を充実させるアイデアについてご説明をさせていただきました。

コロナ禍等によって、これまで以上に多くの時間をおうちで過ごすことになった方も多いでしょう。そのため、改めておうちでの過ごし方や理想の住まいについて深く考えた方も多いのではないでしょうか。

おうちのなかでも屋外の空気を感じ取ったり、自宅でもアクティブな暮らしを満喫したいといった理想をお持ちの方も多いと思います。その他、一人の時間を大切にしたり、おうち時間を生かして趣味を満喫したいといった理想をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。様々な理想を実現されるためにも、是非とも戸建て住宅建築時においては検討の深度を深めていただきたいと思います。

これから戸建て住宅を購入される方にとって、少しでもこの記事がお役に立てたのであれば幸いです。