キッチンディスポーザーは必要？メリット・デメリット。お手入れ方法や維持コストなど

生ごみの処理やシンクを中心とした掃除が快適になる

外国では以前から住居の形態に関わらず普及していましたが、日本においては1997年に認定された事がきっかけとなり普及するようになり、今日では既に備え付けられている事例も珍しくありません。

特に、生ごみの扱いが一戸建て住宅よりも難しくなりやすい規模が大きめのマンションでは早い段階から普及していましたし、現在では注文住宅やセミオーダー住宅において多くの方々が意識的に選択し導入しています。

こうしたキッチンディスポーザーは一言で言っても色々な種類が存在していて、大きく分類すると直接的に投入するタイプと処理槽が備わっているタイプに分けられます。

直接的に投入するタイプにおける特徴は、装置で細やかに砕かれた物を下水道に対して直接的に流すという様子で、処理槽が備わっているタイプは一旦専用の処理槽を経由した上で下水道へと流れていきます。

とても利便性が高い装置ですが、設置して間もない時の快適な使い心地を維持したり安全に使い続けるには普段から行うお手入れもしっかりとする必要があり、特に汚れについてはこびり付いてからでは綺麗に除去するのが難しくなるため、逐一除去するのが大事です。

汚れを落とす時には身近な中性洗剤を使用し、装置に対して中性洗剤を投入した上で普段行っているように運転させると、自動的に汚れを落としてくれて綺麗になります。

中性洗剤を投入して運転を開始させても粘度が高い汚れが残っている時には、中性洗剤に加えて氷も投入すると良いですし、特有の香りが残っている様子が気になる場合にはレモンにおける皮を投入し運転すると香りが無くなります。

注文住宅やセミオーダー住宅を購入する方の多くが選択したり、多くのマンションにて採用されているように支持が高いのは、設置してあると著しく生ごみの処理やシンクを中心とした掃除が快適になるためです。

装置が設置されていない状態で調理に際して発生した生ごみなどが排水口の中に流れ込んでしまうと、途中段階で引っ掛かってしまい全体的な作業が完了した後で手を入れて取り除く必要が生じたり、手が届かない所まで流れ込んでしまい詰まってしまうきっかけにもなります。

装置があれば詰まる心配や作業を終えた後に生ごみを集める事、高い頻度で三角コーナーに置いてある物入れから生ごみを取り出して処理する必要が無くなります。

手が汚れてしまったり、汚れてしまった手を洗う手間などが無くなるのはもちろん、生ごみを集めて処理する工程が全て無くせる事ができれば、家事の負担は大幅に軽くなります。

さらに、生ごみは気温と湿度が高くなってきた時に虫が集まってきやすく、夏になると小さな虫が室内に多く見られる事が悩みの種になっている方も少なくないですが、排水口に装置を備え付けておけば虫の発生に至るまで合わせて抑えられます。

このように独自に魅力が多々あり、魅力に溢れているからこそ現代の住宅では標準で備え付けられていたり、後から追加で設置する方も多いですが、利用する時には合わせて理解しておくとより快適になる事についても知っておきましょう。

デメリットは、設備を導入するコスト、維持に必要なランニングコスト

れっきとした機器なので設置する時や維持をする時には金銭的な負担をする必要があるのと共に、安心して使える状態を継続させるには専門家に点検してもらったり清掃をしてもらう必要もあります。

時折点検や清掃に際して費用を出す必要があるのと同時に、普段とは異なる様子を見せた時には修理費用が必要である事も覚えておきましょう。

また、装置は電気を使用して動く仕組みなので使用する時には電気代が発生しますし、処理した物を流す時に水を流すので水道代も生じます。

ただし電気代や水道代はそれほど大きな金額ではなく、実際のコストは使用する頻度にもよりますが、1日数回の使用で1ヶ月あたり数百円程度のコストアップです。この金額を高いと感じるか安いと見るかで、選択の基準になると思います。