ペットと幸せに暮らそう!ペットと一緒に暮らすための最適なレイアウトや間取りをご紹介!

みなさんは、ペットと一緒に暮らしていますでしょうか。

賃貸住宅ではペットの飼育を禁止していることもありますが、自分の所有している家であれば制限は何もありません。また、賃貸住宅であっても探せばペット飼育できるところもあります。せっかくペットと一緒に暮らすのですから、ペットも自分も暮らしやすいレイアウトや間取りにしたいですよね。

ここでは、ペットと一緒に暮らすための最適なレイアウトや間取りについてご紹介したいと思います。


ペットと快適に暮らすための間取りに関する工夫について


ペットと一緒に生活をするために、家の間取りはどのように工夫をしたら良いのでしょうか。愛犬・愛猫のために頭を悩ませている方も多いのではでしょうか。

人間であれば、靴下を履いたり、スリッパを履いたりして、足の裏を保護することができますが、ペットはそういきません。特に、ペットの足裏にある肉球はとてもデリケートです。人間とは違ってペットだからこそ、問題を考える必要があるといえます。

ペット目線に立った時に考えたい項目は、次の2点です。


◇床材

ペットの身体に負担をかけないためにも、ペットに優しいフローリングにすることが大切です。例えば、メインとなるペットの生活スペースには、コルク材を使用したり、ペット用のコーティングをしたりするのです。一般的なフローリングでは、掃除をしたあとにワックスでもかけたら、ペットがすべってしまいけがの原因となってしまいかねません。ペットのためにも、ある程度グリップ感がある床面にしましょう。


◇洗い場

散歩から帰ってきたとき足を洗うため、蛇口をペットの出入口となりそうな玄関やリビングの窓、勝手口のいずれかのそばに設けておくと非常に便利です。おすすめは、リビング窓のそばであり、庭を犬が自由に走り回れる「ドッグラン」のようにしてあげたいと考える方も多いのではないでしょうか。庭で遊ばせた後、すぐに足を洗えればとても便利です。また、蛇口の下にほんの10センチほどの高さの枠を作って水を溜めておけば、自由に水を飲むこともできますし、暑がりの犬種には夏のプール代わりにもなり安心です。

ペットと快適に暮らすための安全性の配慮について


ペットと生活をともにしていると、様々な危険が想定できます。玄関のドアを開けたらペットが出て行ってしまう、料理をしているのにペットがキッチンに入ってきてまとわりついてくるなど、いくらでも危険の可能性をあげることができます。日常生活では、どうしたらペットがドアを開けても出ていかないのか、どうすれば料理をしているときにキッチンに入って来ないかということを、家族みんなで目を離すことなく、また部屋にも工夫をするべきだといえます。

特に安全性配慮するポイントは、次の4点です。


◇フェンス

玄関やキッチンなど、「飛び出るのが困る」「ペットには危険な食材がある」「刃物や火気に触れるのが怖い」という場合は、ペットフェンスを設置してここは出入り禁止であることをわかるようにしましょう。特に、階段の往来で腰を痛めがちな犬の場合など、さらに階段入り口部分にもペットフェンスをつけるのも効果的です。


◇浴室

浴槽にお湯が張ってあるときに、ペットが誤って落ちて溺死してしまったというケースが報告されています。また、ボディーソープやシャンプー・リンスを誤飲してしまい、動物病院へ搬送されることも珍しくはありません。そのため、家族は徹底して浴室のドアを閉めるようにしましょう。もしも、洗濯のために残り湯をためているのなら、浴槽のふたも忘れずにしてください。家族みんなが二重に気を付けることで、ペットを浴槽の危険から守ることができます。


◇バルコニー

バルコニーの目隠し板に隙間があるという住宅も少なくありません。しかし、わずかな隙間であってもペットが落下する危険性があるのです。隙間があるのならそのままにはせず、パネル式のベランダ用目隠し、木製や樹脂製のラティスで隙間をなくし、危険性を排除しましょう。


◇植物

マイホームのガーデニングにこだわっているというご家庭も多いでしょう。開放的なお庭があれば、ペットも元気よく駆けまわることができるので、健康にもつながると考えているかもしれません。しかし、植える植物に気を払う必要があります。身近な植物でも、ペットが口にしてしまうと危険なものがあるのです。サトイモ科の植物である、スパティフィラムやカラーは、ペットがかじっただけでも、口内炎や皮膚炎を起こしてしまいます。また、チューリップや水仙、ポインセチア、ジャスミン、スズラン、クロッカス、シクラメンなども、ペットにとっては危険な植物になります。ガーデニングをするときは、ペットも安心して駆けまわることができるよう、植物には気を付けるようにしましょう。

ペットが過ごす空間について


人間の家族とともに生活をしているペットたちは、基本的に人間が好きなものです。大好きな家族と一緒にいたい、甘やかしてもらいたいと思っています。しかし、ペットにもプライバシーがあるのです。眠るとき・排泄するとき・雷などにおびえたとき、ペットは自室でひとりになりたいと思うのです。

ペットのことを考えた空間創出について、気を付けなければならないポイントは次の2点です。



◇飲食

ペットのためにエサや飲み水を用意しますが、その置き場所は人間の動線からずらしたほうが良いでしょう。食事をしているときに、小さな子どもが手を出してしまったら、エサに興奮しているペットにケガを負わされてしまうこともあります。考えられる限りのアクシデントを防ぐために、ペットのお部屋ともいえるスペースを作ってあげましょう。壁際を選ぶのがポイントです。ここに、コの字型ないしはL字型の空間を作り、「安心してエサを食べられる場所」を用意してあげるのです。また、そこに家族からの視覚を遮るように収納を設置して、「エサやペット用品を納める場所」にすると良いでしょう。


◇トイレ

ペットのためにトイレスペースを確保するなら、できるだけ家族から見えないような場所に設置することが大切です。そうすることで、ペットは安心して排泄することができるのです。奥まった場所を選んで、そこに接している壁や床に防水加工を施せば、ペットにとっても家族にとっても快適な空間になるはずです。

まとめ


ここまで、ペットと一緒に暮らすための最適なレイアウトや間取りについてご説明いたしました。

ペットと共に過ごすためにも、ペット目線に立った観点で間取りやレイアウトを決定することが極めて重要であると言えます。

これから住宅を購入される方にとって、少しでもこの記事がお役に立てたのであれば幸いです。