便利にシューズを収納しよう!シューズインクローゼットなどをご紹介!

みなさんは、ご家庭でシューズの収納に困っていませんでしょうか。

せっかく購入したおしゃれなシューズも、玄関に散らかったままだと見栄えが悪いですよね。また、きちんと収納をしないとシューズそのものの型が崩れてしまうこともあります。

ここでは、便利なシューズインクローゼットなどについてご紹介したいと思います。


シューズインクローゼットについて


シューズは出会いです。お店で自分の好みに合ったシューズなどをみかけてしまうと、ついつい買ってしまって知らない間にコレクションした靴が増えすぎてしまうこともあります。また、家族が増えることによって収納スペースに限界がきてしまったり、玄関を常にフラットな物資量にとどめておくことが難しくなります。

そのような玄関の収納問題を解決してくれるのが、シューズインクローゼットです。なお、間取り図ではシューズクロークと表現されることもありますが、基本的には同じものです。

「下駄箱」であるシューズボックスと違うのは、土間続きのスペースに、扉の無いオープンな収納棚やコート掛けを設けており普段の靴以外にも長靴やブーツ、コート、傘、帽子、ベビーカー、スコップなど、さまざまなものを収納できます。

このように、シューズインクローゼットをうまく活用することにより、快適な玄関空間を創出することが可能となり、アレンジ次第でさまざまな魅力を玄関にもたらしてくれます。

シューズインクローゼットとは、一概にそのデザインや機能性を表現できるような統一性はありません。新築住宅の場合は、住宅メーカーに依頼してオリジナル要素を組み込むこともありますし、ウォークインやウォークスルーなど間取りの取り方も多種多様なバリエーション例があります。

まずは、シューズインクローゼットの種類を把握しましょう。


◇ウォークイン

ウォークインとは、人が中に入って移動できるほどの広い面積があるシューズインクローゼットのことを指しています。ドアをつけて玄関とクローゼットを隔てることも可能です。

玄関の横に収納スペースをつくり、そこに靴や荷物を収納します。

プランは階段下スペースを利用しているので、棚を一面に設けていますが、最大3面に棚を取り付けることができます。


◇ウォークスルー

ウォークスルーのシューズインクローゼットとは、ウォークインクローゼットとほとんど同じ間取りですが、少し違う点はそのまま家に上がれる導線になっている点です。玄関口が2つある間取りだと認識して下さい。

シューズインクローゼットの扉の種類について


シューズインクローゼットにも、いくつかの扉の種類があります。家のデザインや好みによって検討する余地がありますので、こだわってみるのも良いのではないでしょうか。



◇クローズタイプ

シューズインクローゼットの出入口に扉がついているタイプです。荷物の出し入れのたびに扉を開ける手間がありますが、玄関からクロークの中が見えないので来客時にも安心ですね。


◇オープンタイプ

出入口に扉をつけないタイプです。モノの出し入れが楽なのと、扉分のコストを抑えられることがメリットですが、玄関から収納が丸見えになってしまうというデメリットもあります。

実際にオープンタイプのシューズインクローゼットを取り入れられた方は、上部にロールスクリーンをつけて、来客時にはロールスクリーンを下げて中が見えないようにしています。

シューズインクローゼットの収納棚について


シューズクローク内の収納棚をどう設置するかによって、収納力が変わってきます。代表的な設置の種類は、次の4種類となっています。


◇Ⅰ型:片側のみ収納棚を設置(クローズ・ウォークスルーどちらでも対応可能)


◇Ⅱ型:両脇の壁に収納棚を設置(クローズ・ウォークスルーどちらでも対応可能)


◇L型:正面と隣接する壁のどちらかに収納棚を設置(クローズ・ウォークスルーどちらでも対応可能


◇U型:両サイドと正面の3面に収納棚を設置(クローズのみ対応可能)


どこに主眼を置くのかになりますが、収納力を重要視するのであれば3面に棚を設けるU型が一番おすすめとなっています。

シューズインクローゼットに収納できるものについて


シューズインクローゼットと銘打っていますが、収納できるものはシューズだけに限りません。せっかくの有効スペースですので、どんなものを収納するのが理想的なのかご紹介します。


◇靴

例えば、4人家族のご家庭ですと1人5足の靴を持っていたとしても、それだけで20足となってしまいます。シーズンごとでも履く靴の種類は変わりますので、やはりたくさん収納できるようにしておくべきだと言えます。


◇傘

1世帯あたり5本程度の傘は最低持っているのではないでしょうか。また、傘は「傘立て」に置くものとして当たり前のように玄関に置いてあるご家庭も多いのではないでしょうか。せっかくのウォークインクローゼットですので、玄関を手狭にするよりはウォークインクローゼットを活用されることをおすすめします。


◇レインコート

子どもの通学用や、大人が通勤時などに使用することもあるでしょう。濡れたレインコートを家の中に持って入るのは抵抗がありますし、玄関に置いておくと手狭になってしまいます。そんなときに、ウォークインクローゼットがあればそこで脱着することができますし、干して乾かすこともできます。

シューズインクローゼットのメリットについて


賃貸マンションでは、屋外に物置が置けないので家の押し入れに入りきらない荷物があっても、クローゼットの棚やクロークなどの収納スペースが問題を解決してくれます。一戸建ての場合でも外の物置では大事な物に埃がつもってしまうのを防げる点や、コートの脱着が玄関口で完結するなどのメリットが期待できます。

また、機能面としては物置そのものですが、見方を変えれば自由自在にインテリアを楽しめるプチ空間でもありますので、ベンチや植物を置いて帰宅したときにホッとできるような空間にしたり来客を驚かせるような面白い間取りにすることも楽しみの1つです。間取りを広くとってウォークインやウォークスルーを付け加えれば、家の魅力はさらに増すことでしょう。

シューズインクローゼットのデメリットについて


シューズインクローゼットは利便性や外見の格好良さなどメリットは豊富ですが、ときに失敗ケースもあるのが現実です。荷物をやみくもに投げ入れるような誤った使い方をしていれば、見すぼらしいだけの玄関になってしますし、中途半端な広さだったり極端に縦長な間取りに設計してしまうと後々使いにくいなどの問題点が見えてくることもあります。

新築物件の購入を検討する際、最近では当たり前のようにシューズインクローゼットの設置を勧められるシーンも増えてきましたが、ただ何となく格好いいからだとかあれば便利だからといった考えで作ってしまうと失敗するこがあります。実際に有効活用しているところを想像して、しっかりメーカーと相談したうえで設置するかどうか考えることをおすすめします。

まとめ


ここまで、シューズインクローゼットについてご説明をさせて頂きました。

玄関だけでは収納力に乏しい場合でも、シューズインクローゼットがあれば、様々なものを無理なくキレイに収納することができます。また、玄関とは違った空間として位置付けられていますので、玄関周りの空間をキレイに創出してくれる効果もあると言えるでしょう。

これから住宅を購入される方にとって、少しでもこの記事がお役に立てたのであれば幸いです。