まだ間に合う!優良住宅の取得支援制度 フラット35S
今回のテーマは「まだ間に合う!優良住宅の取得支援制度 フラット35S」についてお届けします。
フラット35といえば、長期固定金利型の住宅ローンの代名詞です。住宅金融支援機構と民間金融機関が提携することにより提供され、融資の実行時に返済終了までの金利及び返済額が確定します。
固定金利ですから、民間金融機関が提供する変動金利型の住宅ローンなどと比べ、当然金利は高くなりますが、金利の変動がないので安心感も高くなります。
ただ、現在はその金利差が小さくなっているのです。なぜかというと、質の高い住宅を取得の際は金利をおまけしてくれるからです。
それでは、どんな住宅が質の高い住宅なのか、金利は何%おまけしてくれるのか見ていきましょう。
<< フラット35S 金利Aプラン >>
以下の6項目の内いずれか1つ以上の基準を満たすと、当初10年間の金利を0.6%引き下げてくれます。
①認定低炭素住宅
②省エネ法に基づくトップランナー基準に適合する住宅(一戸建てに限る)
③一時エネルギー消費量等級5の住宅
④耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)3の住宅
⑤高齢者等配慮対策等級4以上の住宅(共同住宅の専用部分は等級3でも可)
⑥長期優良住宅
<< フラット35S 金利Bプラン >>
以下の6項目の内いずれか1つ以上の基準を満たすと、当初5年間の金利を0.6%引き下げてくれます。
①断熱等性能等級4の住宅
②一時エネルギー消費量等級4以上の住宅
③耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2以上の住宅
④免震建築物
⑤高齢者等配慮対策等級3以上の住宅
⑥劣化対策等級3の住宅で、かつ維持管理対策等級2以上の住宅
(中古住宅には他に満たす必要のある基準があります)
いかがでしょうか、フラット35の融資を利用するには建物の検査を受ける必要があります。フラット35の技術基準を満たし、さらに上記フラット35Sの技術基準を満たすと金利を引き下げてくれます。
注意ポイント
・平成28年1月29日までの申し込み受け付け分に適用され、予算額に達する見込みと なった場合は、終了日が前倒しとなります。終了となった場合は引き下げ金利が0.6%から0.3%となる予定です。
・フラット35Sの金利AプランとBプランは併用できません。建築基準法→フラット35→フラット35SBプラン→フラット35SAプランと技術基準が高くなります。
・フラット35は申し込む金融機関等により、金利、手数料が異なります。
・購入価額及び建設費に対し借入額の割合(融資率)により金利が異なります。
・団体信用生命保険加入の際は、別途費用が掛かります。
現在の住宅ローン金利水準は非常に低利です。ラインナップも多種多様となっておりますので、住宅ローンの選択の際に参考にして下さい。
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